
70万部を超えるロング・ベストセラー
原作は郡司ななえさん著の『ベルナのしっぽ』を映画化。
17歳で発病したベーチェット病により24歳で視力を失った原作者が盲導犬とパートナーを組み、未来を切りひらこうとした実話をもとにした感動の物語。
まだ「バリアフリー」という言葉すらなかった昭和56年
元永しずくは24歳のとき、突然の病で視力を失ったが、新しい夢を手に入れるため、子供の頃からの犬嫌いを克服し、視覚障害者の“目の代わり”をしてくれる盲導犬とパートナーを組む決心をした。
目の不自由なしずく夫妻のもとに、ラブラドール・レトリバーのベルナという名の新しい家族がやってくるところから、物語は始まる。
当時、盲導犬に対する世間の理解は浅く、さまざまな困難や偏見にぶつかる。
ペットと盲導犬の違いを理解してもらえない近隣住民や駅員、レストランや喫茶店ではベルナとの入店を拒まれたり、様々な公共の場所で迷惑がられながらも、しずくは盲導犬の大切さを訴え、徐々に理解を得ていった。
昭和57年、しずく夫婦は待望の赤ちゃんを授かった。
隆太と名付けられたその子は、賢いベルナの助けもあって、すくすく成長していく。
隆太の成長と共に、周囲にも少しずつ盲導犬のことを理解してくれる人が増えていった。
その頃ベルナは11歳。ベルナにもリタイアの時期が近づいてきました。年老いた身体を引きずりながら、それでも懸命に盲導犬として生きようとするベルナの誇り高き姿に、しずくはある決意を固め、始めたのが「ベルナのお話の会」
隆太やしずくの説得もありベルナは亡くなる直前までしずくと共にお話の会に盲導犬として同行し続けた。
盲導犬が仕事が出来なくなった時、ベルナのように生涯盲導犬として暮らすのか、リタイアさせ余生をペットとして暮らすのか、果たしてどちらが幸せなのだろうか?
そして、盲導犬の事をもっと理解しなくてはいけないのではないか?と考えさせられる。
『ベルナのしっぽ』は、たんなる「盲導犬」の啓蒙物語とは違います。「盲導犬と人とが、こんなにも深く通じあうことができる。それなら人間と人間だって、きっと今よりずっと深くつながりあって生きられるはずです。そんな素敵な未来を自分たちの手で作っていきたい… この映画をご覧になったかたが、少しでもそう感じてくださったとしたら、原作者としてこんなにうれしいことはありません」と郡司ななえさんは話しています。
ベルナの死後も著作活動とともに盲導犬への理解と支援普及を進めるための講演会「盲導犬ベルナのお話の会」は2頭目の盲導犬ガーランドに引き継ぎ、現在3頭目の盲導犬ペリラと全国の幼稚園、小・中学校、高等学校、大学、そして地域団体などで開かれている。
盲導犬ベルナ~郡司ななえとしっぽのある娘達~オフィシャルウェブサイト
http://www3.ocn.ne.jp/~perira/index.html
わんにゃん香川ペット辞典
【ラブラドール・レトリーバー】