感動の名作

ガウガウわー太


今回から紹介する作品の対象を、映画だけでなく小説や漫画、アニメなどにも広げていこうと思います。

連載雑誌公式サイト:一迅社WEB 月刊コミックREX
作者サイト:梅川和実のHP・STUDIO COSMOS

あらすじ

主人公は、一見普通の元気な高校生に見える「社 太助(やしろ たすけ)」という少年。
太助は、取り壊された神社に仕えていた狛犬(コマイヌ)を父に持ち、動物と「血の接触(噛み付かれたり引っ掻かれたり等)」をする事により、その動物と会話が出来る能力を持っていた。

当初はその能力の存在も知らず、父の「獣医師」という職業を馬鹿にしていた太助だが、ある日太助の1年先輩である「舟越 みさと(ふなこし みさと)」と出会う。
みさとの飼い犬である13歳の老犬「わー太(わーた)」は、飼い主であるみさと以外の人間に噛み付く“ガウ犬”だったが、わー太が太助の手を噛みついたこと(血の接触)で太助の「能力」が開花。
わー太の言葉が分かるようになった太助は、わー太が抱えていた悩みを解決し、以後太助はわー太と共に様々な動物との問題を解決していく。
そして、それらの問題を解決していくごとに、人間と動物との様々な現実を知っていくことになり、それまで馬鹿にしていた獣医師になる決意を固める。

「アニマル人情系」漫画

「血の接触」という能力、また狛犬を父に持つという突拍子の無い設定から始まるが、この作品はその設定を有意義に使い、動物側からの視点などを分かりやすく描いている。
個性的な動物たちに負けず劣らず魅力的なのが登場人物たちで、主人公である太助は登場人物たちとの交流を通じて、複雑な問題に立ち向かうと共に、「人間と動物」の関係に様々な考えを持っていく。

作者の梅川和実が元獣医師という事もあり、動物に関する知識は非常に豊富。登場動物の世話の仕方や特性なども詳しく解説している部分もあり、これだけでも動物好きなら十分楽しめる内容になっている。
また、単なる動物の知識だけでなく、獣医師という職業に関する問題と現実、更には動物の命に関する問題など、元獣医師ならではの話もあり、まさに子供から大人まで楽しめる作品だ。

ちなみに、作者の梅川和実は、香川出身である。

現在、連載中

ガウガウわー太は、新潮社の「週刊コミックバンチ」の2001年3号~2004年35号まで連載され、現在は一迅社の「月刊Comic REX」にて連載中。
タイトルは「ガウガウわー太2」と改められているが、物語の内容は1と変更なく、1の終わりから直接続いている。

■コミックバンチ掲載分
  新潮社  ガウガウわー太(1~11巻 絶版扱い)
  宙出版  ガウガウわー太 総集編(1~4巻 雑誌扱い)
  一迅社  新装版 ガウガウわー太(1~7巻)
■Comic REX掲載分
  一迅社  ガウガウわー太2(1~3巻 以下続刊予定)