Happy Pet Life

Vol.4《ペットの夏_病気編》熱中症・熱射病


梅雨明け宣言を聞いていないように思うのですが、この猛暑。
暑い季節に多く発生する熱中症。
熱射病や熱中症は、人間に限ったことでなく、わんちゃんやねこちゃんにとっても処置が遅れれば死に至ることもある恐ろしい病気です。
大切なペット達の夏の予防管理は飼い主さんに全てかかっています。
きちんと予防対策や応急処置について学んで、気をつけてあげましょう。
熱中症について記載いたしましたので、ぜひ参考にしてください。

2009/07/30

熱中症・熱射病

太陽光線の過度の照射により、体内の水分が不足状態(脱水状態)に陥り、心臓へ戻る血液が通常よりも少なくなってしまった状態を指します。
熱中症とは、環境温度の過上昇により、体温が急激に高くなり、肺や心臓の機能が対応できず正常な体温を保てなくなることで、高い体温に体が対処しきれなくなった状態のことを言います。
そうなってしまうと、うまく呼吸ができなくなる、脱水を起こす、体の血液がうまく循環できなくなるなどの症状や、ショック症状を起こし、死に至ることもあります。
これが熱中症(熱射病)です。
犬は寒さに強く、暑さには弱い動物です。なぜなら、人間は汗をかくことによって体内の温度を下げますが、犬は足裏の肉球以外に汗腺がないため、人間のように汗を出して体温を下げることができません。
そのため口をあけて、空気を体内に入れたり、出したりすることにより、体温を調節します。
そのため、温度が高く換気のよくない場所に置かれたり、暑い日に直射日光を浴び続けたりすると、犬の体温は急激に上昇して、そのまま下がらなくなります。
つまり、熱射病(熱中症)とは、細菌やウイルス、腫瘍等の発熱因子がないのにもかかわらず、異常に高い体温になり、自分の体温調節能力では体温を平熱にもどすことができなくなり、はげしくあえぐような呼吸、大量のよだれ、脱水に陥り、早期に診断・治療しないと合併症(急性腎不全、脳浮腫など)を起こして死亡することもある恐ろしい病気だということです。
今回は夏に発症しやすい疾患の中から原因、症状、治療法を調べてみました。

熱中症の原因と要因
* 夏期の散歩(晴れでも曇りでも)
* エアコンや換気のない高温の室内、車内など
* アスファルトの照り返し
(地面に近い犬には大問題、特に足の短い犬は要注意)
* パグ・ブルドッグ・シーズー・ペキニーズなど鼻の短い種類や太っている犬
(呼吸がしにくく、換気が悪い形であるため)
* 呼吸器の病気・心臓の病気を持っている犬猫は熱中症になりやすい。
* 不慣れな場所(車内、一時預かり場所、野外)などでは必要以上に興奮して体温が上昇するため、短時間でも発症することも
熱中症の症状
* 急激な体温の上昇(40℃以上)

[初期症状]
* 呼吸が荒い(口を大きく開けたまま苦しそうに速い呼吸をする)
* よだれ、脱水(よだれにより体内の水分が消失)

[そのまま放置してしまった場合]
* 血液の混じった嘔吐や下痢
* ぐったりする、痙攣、チアノーゼ(舌や歯ぐきが青くなる)
さらに放置するとショック症状、意識がなくなる、眼球の異常 ⇒ 死に至る
熱中症の治療法
とにかく体を冷やしす事と水分補給が必要です。
* 涼しい場所(換気の良い場所)に運ぶ
* 冷水でぬらしたタオルを体にかぶせたり、扇風機などで体を冷やす
* 風呂場で体全体に冷水をかける
* 飲むようであれば冷水をたくさん飲ませる(スポーツ飲料でもよい)

飼い主さんにできること

夏の暑さはペットにはとても危険です。毎年、熱中症で亡くなるペットがたくさんいます。
きちんと予防対策や応急処置について学んで、毎日きちんとチェックしてあげる事が重要です。
症状を発見したらまず、応急処置をして必ず獣医師の診断を受けてください。